札幌・大通地区再開発

2024年08月21日

札幌・大通地区に、新たに高級ホテルが誕生することが発表されました。場所は大通公園の目の前、駅前通りに面したエリアで、再開発プロジェクトの一環として建設されます。今回、そのホテルブランドとして「パークハイアット」が選ばれたことが正式に発表されました。

大通西4丁目に位置する道銀ビルと新大通ビルを建て替えるこの再開発プロジェクト。以前から高層階に国際的な水準のホテルが入ることが期待されていましたが、ついにそのブランドが「パークハイアット」であることが判明しました。「パークハイアット」は、世界78ヵ国に1,350軒以上のホテルを展開するハイアットグループの中でも、最上級のブランドです。

これで、日本国内にある「パークハイアット」は東京、京都、ニセコに次いで4軒目となります。ハイアットグループは「札幌のポテンシャルが非常に高いと確信しており、今後も札幌が一層の成長を遂げることを期待している」とコメントしています。

このパークハイアット札幌は、157室の客室を備え、宿泊客だけでなく一般の方も利用できるレストランやスパ、プールなどの施設も充実予定です。「札幌で、ラグジュアリーな体験をさらに進化させていきたい」と、同グループは意欲を見せています。

長年、富裕層向けの高級ホテルが不足していた札幌ですが、近年の再開発により、中心部には次々と高級ホテルが集まる計画が進行中です。

例えば、大通公園に面したパークハイアットのほかにも、ススキノ方面のピヴォ跡地には、北海道初進出となるラグジュアリーブティックホテル「TRUNK」が入る19階建てのビルが建設予定です。

さらに、札幌駅に隣接する中央区北5条西1丁目地区では、2030年度に新たなビルが完成予定で、このビルには、世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが手がけるホテルが入ります。また、中島公園近くの14階建て複合施設「ライラックスクエア」には、高級ホテル「インターコンチネンタル札幌」が入り、来年10月にオープン予定です。

札幌市長も、「札幌がさらに国際的な都市へと発展し、世界中の人々に愛される街になることを期待している」とのコメントを発表しています。札幌中心部の風景が、こうした高級ホテルの建設によって、大きく変わりつつあります。

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